連日にわたる真冬日で、例年以上に厳しい寒さが続いた1・2月を乗り越え、ようやく早春の陽気が感じられる季節になってきたここ数日の北海道。
河川によっては、畑や牧場から流れ出す泥水混じりの雪代が入り始めた区間もあり、早くも一気に春モード。
今春は、ちょっと極端に一気に気温が上昇してしまった印象ですが、今後の展開はどうなることか。
同じ地域を流れる似たような規模の河川でも、その特徴は千差万別。
真冬のプチ確変シーズンが終わり、しばしの静寂モードに入った河川もあれば、雪代の流入とともに、ジワジワと早春の確変モードに入り始める河川もあります。
十数年もこの土地でフライフィッシングを続けていると、季節ごとにある程度の決まった傾向は見えてきますが、それでもやはり、毎年必ず多くの新たな発見があるもので・・・。
その発見が面白くて、一年中川に通い続けてしまうのだと思います。
つい先日のこと。
爽やかな陽光が眩しい中流域河川では、夥しい数のミッジピューパが流下。
雪上には、たくさんのユスリカとストーンフライの姿がありました。
本日時点では、まだトラウトのライズリングを確認していませんが、恐らく区間によっては既にライズをしている場所もあるだろうと推測します。
ライズしていそうな場所を何か所かピックアップして、そのポイントでライズしているかどうか答え合わせに向かう作業もまた、早春ならではの楽しみです。
こちらは一週間ほど前、小型ストリーマーでヒットした60クラスのレインボートラウト。
沈める釣りでも、サイトで狙うとヒットまでの一部始終が見えて非常にエキサイティング。
3月上旬~4月下旬頃の春の釣りは、ニンフ・ストリーマーフィッシングをベースに、チャンスがあればドライフライ、という流れが多くなります。
新しい季節を迎え、大きく変化したポイントをひとつひとつこの目で確かめながら、半月後に始まる2023年のガイドシーズンに向けて作戦を練る日々です。
今年はどんなお客様との出逢いがあるか、今からとても楽しみですね。